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15.社会福祉(R元年-後期)3/4

問 11 次の文は、ソーシャルワークの成り立ちに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A ケースワークの源流は、イギリスにおけるチャルマーズ(Chalmers, T.)の隣友運動とロンドンの慈善組織協会の活動である。 B セツルメント活動は、ロンドンのバーネット夫妻(Barnett, S & H)によるハル・ハウス、さらにはアダムズ(Addams, J.)の設立したシカゴのトインビーホールを拠点として展開された。 C バートレット(Bartlett, H.)は、ケースワークを理論的に体系化し、『社会診断論』、『ソーシャル・ケースワークとは何か』など多くの著書を出版した。 D パールマン(Perlman, H.H.)は、ケースワークの構成要素として「4つのP(人、問題、場所、過程)」をあげている。 (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ × × 2 ○ × ○ × 3 ○ × × ○ 4 × ○ × ○ 5 × × ○ ○   西洋から始まったソーシャルワーク。 A:正しい。1800年代前半の話である。 B:ハル・ハウスを設立したのは、アダムズ。トインビーホールの設立はアーノルド・トインビーの功績を称えたバーネット夫妻。 C:『社会診断論』、『ソーシャル・ケースワークとは何か』を著したのは、リッチモンドです。バートレットはアメリカの社会福祉研究者です。著作に「社会福祉実践の共通基盤」があり、社会福祉援助に共通する構成要素として、「価値」「知識」「介入」の3つをあげています。 D:正しい。4つのPに、もう一つ「P」パールマン(Perlman)と覚えよう!※後に、専門性(Professional person)と制度(Provisions)を追加して6つのpになった。

【正解3】

問 12 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 H保育士が勤務するS保育所には、最近、休みがちになっているK君(4歳、男児)がいる。10 日ぶりにK君が登園したが、いつもと違って元気がなく、午睡の着替えの際に背中や腹部にうっすらとあざが数か所見つかった。H保育士はK君が午睡から目覚めた後に、あざについて「ここどうしたの?」と尋ねると、K君は「転んだ」と返答した。H保育士は虐待ではないかと思った。 【設問】 次のうち、この段階におけるH保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 「先生には何を言っても大丈夫だよ。」とK君に笑顔で対応する。 B 同僚の保育士、主任保育士に報告・相談する。 C 迎えに来た母親に虐待の有無を尋ね、あざの原因について追求する。 D あざの状態について詳細に記録に残す。 (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ × ○ 2 ○ ○ × × 3 ○ × ○ ○ 4 ○ × × ○ 5 × × ○ ○   この問題は、正解して欲しい。 まず、選択肢BとDが適切な対応であることは、すぐに分かると思う。 ※虐待対応は、個人で対応するのではなく、組織としての統一見解で対応する。という原則と、客観的事実を記録するという原則より。BとDが適切であった場合、選択肢は一つしかない。念のため、AとCを確認すると、それぞれ○と×と判断することに特段問題はないと感じる。

【正解1】

問 13 次の文は、ソーシャルワークの援助のあり方に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 「インテーク」では、クライエントのニーズを多面的に把握する。 B 「アセスメント」では、クライエントの抱えている問題について情報収集を行う際、クライエントのストレングスについて情報収集をすると、援助の焦点がぼやけてしまうため行うべきではない。 C 「モニタリング」では、提供しているサービスに対して、その提供状況に不具合があるかどうかをチェックするため、利用者のサービスに対する満足感を評価する必要はない。 D 多様なニーズを抱えているケースに対する「インターベンション」では、ソーシャルワーカーが中心となって関係機関に声をかけ、チームアプローチで行う場合がある。 (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ × × 2 ○ × × ○ 3 × ○ ○ × 4 × ○ × ○ 5 × × ○ ○   少し迷う選択肢もあるが、自信のあるものから確認して行けば答えは出る。 BとCが間違いであるのは分かりやすい。ストレングスに関する情報はむしろ重要と言える。モニタリングは、当然に利用者のサービスに対する満足感を評価する。 Dはソーシャルワーカーが中心ということが少し引っ掛かるが、関係機関に声をかけ、チームアプローチで行うと続いており正しい。 Aを迷ったが、既に答えは出ている。 難しい選択肢の正誤の判断に時間を掛けるよりも、正誤の判断が行い安い選択肢からつぶしていくことがポイント!

【正解2】

問 14 次の文は、社会福祉の援助技術に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A ケアマネジメントとは、生活問題を抱えている人に対し、効果的・継続的に必要なサービスを組み合わせて援助していくことである。 B ネットワーク(ネットワーキング)とは、サービスを必要とする人が、地域の社会資源を活用するために、有効な組織化を推進していく方法である。 C スーパービジョンの主な機能には、「教育的機能」と「支持的機能」と「管理的機能」がある。 D ソーシャルアクションとは、関係機関の専門職でチームを形成し、目標に向かってチームの強みを意識し、チームの強みを意図的に活用して支援することである。 (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ ○ × 2 ○ × ○ × 3 ○ × × ○ 4 × ○ × ○ 5 × × ○ ○   人により解釈が微妙に違ってくる感じの問題。 A:正しい。ケアマネジメントとは、主に介護保険のケアマネジャーが行う業務です。 B:正しい。 C:正しい。 D:ソーシャルアクションとは、社会福祉制度の創設や制度運営の改善を目指し、世論に働きかける活動です。関係機関の専門職でチームを形成し、目標に向かってチームの強みを意識し、チームの強みを意図的に活用して支援することは、チームアプローチです。

【正解1】

問 15 次の文は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 配偶者からの暴力だけでなく、事実上婚姻関係と同様の事情にある相手からの暴力にも適用される。 B 地域包括支援センターは、配偶者暴力相談支援センターとしての機能を果たすようになった。 C 配偶者暴力相談支援センターの機能には、生活資金の給付が含まれている。 D この法律には、「売春防止法」に基づく婦人保護施設が暴力被害女性の保護を行うことができる旨、記載されている。 (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ ○ ○ 2 ○ ○ × ○ 3 ○ × × ○ 4 × ○ ○ × 5 × × ○ ×   ちょっと、ヤヤコシイ問題かもしれない。 Aは〇。これは既に常識です。 Bの地域包括支援センターにその様な決まりはありませんが、例えば、65歳以上の夫婦間で暴力などがあった場合、当然介入します。ただ、これは高齢者虐待防止法に基づく対応ということになると思います。 C生活資金の給付ではなく、生活資金の貸付。生活資金の貸付の窓口は市区町村福祉事務所。加えて、生活福祉資金(これも貸付)の窓口は社会福祉協議会です。 D:正しい。
ソーシャルワンカーと一緒にワン ステップUP‼ 婦人相談所は売春防止法を根拠法としています。その婦人相談所の中に配偶者暴力相談支援センターがありますが、配偶者暴力相談支援センターは配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律を根拠法としています。

【正解3】

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