問題 11 介護保険の財政について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 施設等給付の公費負担割合は、国 30%、都道府県10%、市町村10%である。
2 調整交付金の絵額は、介護給付及び予防給付に要する費用の総額の5%に相当する額である。
3 介護給付及び予防給付に要する費用は、公費と保険料によりそれぞれ50%ずつ賄われる。
4 第1号被保険者と第2号被保険者の保険料負担の披分割合は、制度施行以来変わっていない。
5 市町村特別給付に要する費用は、その市町村の第1号被保険者の保験料により賄われる。
国 25%、都道府県17.5%、市町村12.5%である。R3問12肢2参照。
2は〇である。
3は〇である。
4は×である。
第1号被保険者と第2号被保険者の人口比によって、見直されている。2000年の施行時は、第1号被保険者17%、第2号被保険者33%だった。
5は〇である。
市町村特別給付は、簡単に言えば、横出しの給付である。そのため、その市町村の第1号被保険者の保験料のみで賄われる。R2問11肢3、H22問6肢3参照。 正解2,3,5
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★★
1と4の誤りに気付いて、消去法で正解を導きたい。4については、常識的に誤りと判断して欲しい。
問題 12 介護保険における第2号保険者の保険料について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 介護予防・日常生活支援総合事業の費用にも充てられる。
2 所得段階別定額保険料である。
3 被用者保険の保険者の場合には、事業主負担がある。
4 被用者保険の被保険者である生活保護受給者は、保険料を支払う。
5 被用者保険の保険者の保険料は、市町村が条例で定める。
1は〇である。
財源構成については、押さえておく必要がある。
2は×である。
所得段階別定額保険料なのは、第1号被保険者である。健康保険に加入する第2号被保険者が負担する介護保険料は、健康保険の保険料と一体的に徴収され、医療保険料と同様に、原則、被保険者と事業主で1/2ずつ負担する。
なお、国民健康保険に加入している第2号被保険者が負担する介護保険料については、国民健康保険の保険料と一体的に徴収される。
3は〇である。
H29問4肢5参照。
4は〇である。
第2号被保険者の要件は、住所+年齢+医療保険に加入していることなので、肢3の生活保護受給者は、第2号被保険者に該当する。その結果、保険料を支払うという結論になる。
5は×である。
被用者保険の保険者の保険料は、加入している公的医療保険制度ごとに定める保険料率などにもとづき計算する。初めて見る肢であったとしても、誤りと推論して欲しい。
正解1,3,4
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★
判断に迷うとしたら2と4である。2は「所得段階別定額保険料」という部分から、第1号被保険者の話であることを思い浮かべられると良い。4は、第2号被保険者の要件から、論理的に正しいと判断できるかどうか。
問題 13 認知症総合支援事業において配置の対象とされているものとして正しいものはどれか。3つ選べ。
1 福祉用具専門相談員
2 認知症地域支援推進員
3 チームオレンジコーディネーター
4 認知症初期集中支援チーム
5介護サービス相談員
1は×である。
2は〇である。
R4問12肢4参照。
3は〇である。
4は〇である。
5は×である。
R4問12肢2参照。
正解2,3,4
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★★
R4問12,R元問12参照。十分な知識がない場合は、認知症総合支援事業と関係なさそうなものを消去すればよい。1の福祉用具専門相談員と5の介護サービス相談員は、認知症の有無に関係のない職種である。
問題14 介護予防ケアマネジメント(第1号介護予防支援事業)について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 事業の受託者への費用の審査及び支払に係る事務は、国民健康保険団体連合会に委託できない。
2 介護予防ケアマネジメントの利用者負担は、1割又は2割である。
3 医療機関が行わなければならない。
4 住所地特例適用被保険者については、入所又は入居する施設が所在する市町村が行う。
5 要支援者は、対象である。
1は×である。
委託することができる。
2は×である。
3割の場合がある。
3は×である。
医療機関が行わなければならないという規定はない。
4は〇である。
5は〇である。
要支援者と基本チェックリストによって事業対象者となった方が対象である。
正解1,2,3
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★★
2,3,5は、判断できないといけない。迷うとした1と4であろう。
1は知らないと判断しづらいかもしれない(要は、通常の介護報酬と同様に国民健康保険団体連合会に委託できるということである)。
4は住所地特例適用被保険者の介護予防ケアマネジメントを誰が行うのかが問われているが、入所又は入居する施設が所在する市町村が行うと考えるのが素直であろう。保険者(住所移動前の住所地の市町村)が介護予防ケアマネジメントを行う必要性も合理性もないからである。
問題 15 介護保険審査会について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 市町村に設置される。
2 委員には、被保険者を代表する者が含まれる。
3 介護報酬の審査・支払についての不服は、審査請求の対象となる。
4 指定介護老人福祉施設の指定についての不服は、審査請求の対象となる。
5 保険料の滞納処分についての不服は、審査請求の対象となる。
1は×である。
都道府県に設置される。R2問4参照。
2は〇である。
介護保険審査会の委員は、被保険者、市町村、公益の各代表からなり、都道府県知事が任命する。委員は非常勤である(介護保険法185条)。
3は×である。
4は×である。
5は〇である。
H5問16
正解2,5
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★
1は基本的知識であり、誤りと判断できなければならない。2は近年の出題がなく、迷った人もいるであろう。そのようなときは、△にして次に進む。すると、3,4,5は審査請求の対象になるかならないかと聞いており、ここで正しい判断ができれば、正解にたどりつける。
このテーマはR5問16で出題されている。審査請求の対象となるのは、①保険給付に関する処分(要介護・要支援認定に関する処分等を含む)、②保険料その他徴収金に関する処分である。この要件を充たすのは、5のみである。ここから、3,4が×であることもわかるので、2と5を選べる。
もし、知識が十分でない場合、3,4,5を比較すると、3と4はサービス事業者の不服であるのに対し、5は被保険者の不服であることがわかる。2が正しいと判断できた人は、そこから2と5を選ぶこともできる。

