問題 1 わが国の近年の介護を取り巻く状況の説明として適切なものはどれか。3つ選べ。
1 介護を要する高齢者を同居している高齢者が介護する「老老介護」は、減少傾向にある。
2 育児と介護を同時に担う「ダブルケア」が課題となっている。
3 「ヤングケアラー」への支援が課題となっている。
4 介護者が仕事と介護を両立できるよう、法律により介護休暇及び介護休業が制度化されている。
5 特別養護老人ホームなどの老人ホームでの死亡者数は、減少傾向にある。
1は×である。
増加傾向にある。
2は〇である。
出産年齢が上がると、子どもは、親と自分の子どもの育児を同時に行う可能性が高くなる。
3は〇である。
4は〇である。
育児・介護休業法参照。
5は×である。
老人ホームでの死亡者数は、2006年以降増加傾向にある。同年に特別養護老人ホームで看取り介護加算が新設された影響が大きい。
正解2,3,4
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★★
第1問目にしては、かなり易しめの問題である。
問題 2 2021 (令和3)年度末における全国の要介護(要支援)認定者数の状況として正しいものはどれか。2つ選べ。
1 要介護(要支援)認定者のうち、第2号被保険者の占める割合は、30%を超えている。
2 第1号被保険者に占める要介護(要支援)認定者の割合は、40%を超えている。
3 85歳以上の枝保険者のうち、要介護(要支援)認定者の占める割合は、50%を超えている。
4 要介護(要支援)認定者数は、男性より女性の方が多い。
5 要介護(要支援)状態区分別でみると、認定者数が最も多いのは、要介護5である。
1は×である。
この肢のとおりなら、介護保険は成り立たない。
2は×である。
20%未満である。第1号被保険者の約5人に1人である。
3は〇である。
4は〇である。
女性の方が平均寿命が高いことから、本肢が正しいと推測できるであろう。
5は×である。
認定者数が最も多いのは要介護1で、次いで要介護2である。R2問1肢4参照。
正解3,4
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★
2と3で迷った人が多かったと思われるが、第1号被保険者(65歳以上)の40%超の人が要介護(要支援)認定を受けているというのは多すぎるだろうと判断して欲しい。
問題 3 介護保険法に定める医療保険者の事務として正しいものはどれか。2つ選べ。
1 第1号被保険者の保険料の特別徴収を行う。2 第2号被保険者の保険料を徴収する。
3 社会保険診療報酬支払基金に対し、介護給付費・地域支援事業支援納付金を納付する。
4 市町村に対し、介護給付費交付金を交付する。
5 市町村に対し、地域支援事業支援交付金を交付する。
1は×である。
第1号被保険者の保険料の特別徴収は、年金からの天引きのことである。この事務を行うのは、年金支払機関(日本年金機構など)である。
2は〇である。
3は〇である。
4は×である。
社会保険診療報酬支払基金の事務である。
5は×である。
社会保険診療報酬支払基金の事務である。
正解2,3
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★
1は特別徴収の意味を知っていれば、誤りと推測できる。2は基本的知識である。残る3,4,5は、第2号被保険者のお金の流れを聞いている。
本問で問われているのは、「医療保険者の事務」である。医療保険者は、第2号被保険者の保険料を徴収して、それを社会保険診療報酬支払基金に納付する(肢3)。そのようにして集まった第2号被保険者の保険料は、社会保険診療報酬支払基金が、市町村に介護給付費交付金・地域支援事業支援交付金として交付する(肢4と肢5)。
※社会保険診療報酬支払基金のHPから引用
問題4 介護保険法に定める都道府県の責務として正しいものはどれか。2つ選べ。
1 介護報酬の算定基準を適切に設定しなければならない。
2 介護保険事業の運営が健金かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない。
3 介護保険事薬が効率的に行われるように、年金保険者を指導・監督しなければならない。
4 認知症に関する知識の普及及び啓発に努めなければならない。
5 高齢者が経済活動に参加することを促さなければならない。
1は×である。
介護報酬の算定基準を定めるのは、国の役割である。
2は〇である。
3は×である。
年金保険者に対する指導・監督は、厚生労働省が毎年度の実地監査等の基本方針を決定し、地方厚生局長等あて通知することで実施される。
4は〇である。
5は×である。
主に市区町村や地域包括がその役を担っている。
正解2,4
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★
★2つとしたが、正解して欲しい問題である。
問題 5 介護保険の第1号保険者について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 市町村の区域内に住所を有する65歳以上の者をいう。2 保険給付の対象となるのは、特定疾病を原因として要支援・要介護状態になった者に限られる。
3 保険料は、地域支援事業の任意事業の財源に充当される。
4 居住する市町村から転出した場合は、その翌月から転出先の市町村の被保険者となる。
5 医療保険加入者でなくなった日から、第1号機保険者の資格を喪失する。 1は〇である。
2は×である。
第2号被験者についての記述である。
3は〇である。
4は×である。
転出した日から転出先の市町村の被保険者となる。「翌月から」というのは明らかな誤りである。R5問5、H30問5で出題されている。
5は×である。
第2号被保険者についての記述である。
正解1,3
ソーシャルワンカーからのワン🐾ポイントアドバイス
★★★
第1号被保険者と第2号被保険者についての基本的知識があれば正解できる。

※社会保険診療報酬支払基金のHPから引用