<出題傾向と対策>
制度や法律という観点からは、最も幅広く出題される科目です。すべての制度や法律を詳細に理解・記憶することは難しいことから、勉強法は自ずと決まってきます。
先ずは、制度や法律の概要を知るところから始めてください。具体的には、各法律の総則を読むということになります。これで概要はつかめるはずです。
次に、精神保健福祉士としての視点から制度にどのように関わるかを意識しながら学習を進めていきましょう。
絶対に外せない精神保健福祉法は少し丁寧にやった方が良いかもしれません。この時に、医療観察法との関連性や用語の整理をしておきましょう。
例えば、精神保健指定医、精神保健判定医、精神保健審判員、精神保健参与員などの非常に似た名前などは特に注意です。
「障害者基本法と障害者総合支援法」の整理、また「障害者総合支援法は介護保険法」との関係も整理しておきましょう。
こちらも、地域包括支援センター、地域活動支援センター、基幹相談支援センターなど似たような業務内容や名前の組織があります。
「年金制度と生活保護制度」、「更生保護制度と医療観察制度」、「健康保険・国民健康保険と後期高齢者医療保険」もセットで学習した方が良いと思います。
精神保健福祉士は、精神保健参与員と社会復帰調整官の採用対象の第一候補ですので、職務内容のみならず、連携対象も意識しましょう。
令和2年度(第23回)の試験問題は、出題形式は例年と同様である。午前の科目が免除されている人は、障害者に対する支援と障害者自立支援制度、権利擁護と成年後見制度といった科目(他にもあるが)の知識が問われていることに注意する必要がある。
難しめの問題も含まれているが、普通に勉強していれば5~6割は正解できるのではないだろうか。
ただし、事例問題は推論だけでは解きにくいものが含まれている。問題の形式にとらわれずに、解きやすい問題を確実に取っていくことが大切である。
社会福祉士と共通している部分は広く浅く学んでおいたほうがよいといえる。
定評のある参考書は、こうした部分も意識して編集されています。過去問を解きながら、基本的な知識や気になる部分については自分なりに頭の中で整理しておきましょう。
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<学習の効率を上げるコツ>
①最初に、出題範囲の各法律の総則を読む。(ザッと目を通す程度でもよい)
②関連性の強い制度、法律は共通性と相違点を意識しながら学習する。
③紛らわしい用語については、エクセル等を使い表にして覚える。
