お知らせnews

31.保育実習理論(R2年-後期)3/4

問 11 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 Z保育所では、保育士たちが園庭の土を使って子どもたちとどのような活動ができるかを話し合っています。 M保育士:私はピカピカの泥団子をみんなで作ってみたいです。土を( A )から繰り返し手で磨き、さらに( B )で磨き、最後は布で磨いて仕上げるのが楽しいですよ。 L保育士:園庭の土が( C )ならば、陶芸もできるのではないでしょうか。 G保育士:絵を描くことはできませんか。土に( D )を混ぜれば、絵の具のようにもなると思います。 L保育士:土では色々なことができますね。   【設問】 ( A )~( D )にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。   (組み合わせ)   A     B     C   D 1 丸めて  粗い土や砂  腐葉土  石膏 2 ほぐして 粗い土や砂  腐葉土  石膏 3 ほぐして 細かい土や砂 腐葉土  のり 4 丸めて  細かい土や砂 粘土質  のり 5 ほぐして 粗い土や砂  粘土質  石膏   事例文の中から、ヒントを見つけよう。 泥団子を作りたいと言っていますから、土を丸める必要がありますね。また、土に何かを混ぜると陶芸ができるかもと言っています。ここから、粘土質のものを混ぜることが分かります。

【正解4】

問 12 次の図の模様は、丸棒にひもを巻き付けて、そのひもの上に絵の具を塗って、画用紙の上を 転がして作ったものである。どのようにひもを巻いたら図に最も近い模様となるのか、次の1~5の巻き方で正しいものを一つ選びなさい。ただし、転がし方は同じ方向に1度のみとする。実習理論Q12の図   受験生によって、正解率が大きく異なる問題だったと思う。 画用紙上の図は、線と線が交差したひし形をしています。線と線が交差した図を描くためには、紐も交差している必要があります。選択肢5以外の紐は交差していないので、正解は5ということになります。

【正解5】

問 13 次の文のうち、「保育所保育指針」第5章「職員の資質向上」3「職員の研修等」の一部とし て(a)~(d)の下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを 一つ選びなさい。 職員が日々の保育実践を通じて、必要な知識及び (a)技術の修得、維持及び向上を図るとともに、保育の課題等への共通理解や(b)主体性を高め、保育所全体としての保育の質の向上を図って いくためには、日常的に職員同士が(c)対話的に学び合う姿勢と環境が重要であり、職場内での(d)研修の充実が図られなければならない。   (組み合わせ)  a b c d 1 ○ ○ ○ ○ 2 ○ ○ × ○ 3 ○ × × ○ 4 × ○ × × 5 × × ○ ×   保育実習理論の科目において、保育所保育指針の問題は是非とも正解したい。  
ソーシャルワンカーからのワン ポイントアドバイス 「保育所保育指針」は、保育士試験において、必須中の必須学習領域です。他の科目でも出題されますので、ここは、しっかりと条文を使って勉強しましょう。 ※「保育所保育指針」は、こちらから確認できます。↓ 【省令・通知・その他資料】の欄です。 https://fukushiouen.tokyo/siryou/
   
ソーシャルワンカーと一緒にワン ステップUP‼ 第5章「職員の資質向上」3「職員の研修等」には、次のように記載されている。 ⑴ 職場における研修 職員が日々の保育実践を通じて、必要な知識及び技術の修得、維持及び向上を図るとともに、保育の課題等への共通理解や 協働性を高め、保育所全体としての保育の質の向上を図っていくためには、日常的に職員同士が主体的に学び合う姿勢と環境が重要であり、職場内での研修の充実が図られなければならない。
 

【正解3】

問 14 次のA~Eの保育士の援助について、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」4「保育の実施に関して留意すべき事項」に関する記述として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の 正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。 B 子どもが自ら周囲に働きかける際には、子どもが失敗しないように積極的に援助すること。 C 子どもの入所時の保育に当たっては、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないように、 個別的な対応は避けること。 D 子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにすること。 E 子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を育むようにすること。   (組み合わせ) A B C D E 1 ○ ○ ○ × ○ 2 ○ ○ × × × 3 ○ × × ○ × 4 × ○ × ○ ○ 5 × × ○ × ○   知識が無くても、各肢を注意深く読めば、正解できる問題である。  
ソーシャルワンカーからのワン ポイントアドバイス 「保育所保育指針」は、保育士試験において、必須中の必須学習領域です。他の科目でも出題されますので、ここは、しっかりと条文を使って勉強しましょう。 ※「保育所保育指針」は、こちらから確認できます。↓ 【省令・通知・その他資料】の欄です。 https://fukushiouen.tokyo/siryou/
 
ソーシャルワンカーと一緒にワン ステップUP‼ 第2章「保育の内容」4「保育の実施に関して留意すべき事項」には、次のように記載されている。 ⑴ 保育全般に関わる配慮事項 ア 子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。 イ 子どもの健康は、生理的・身体的な育ちとともに、自主性や社会性、豊かな感性の育ちとがあいまってもたらされることに留意すること。 ウ 子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、適切に援助すること。 エ 子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ個別的に対応し、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにするとともに、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないようにすること。 オ 子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにすること。 カ 子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること。

【正解3】

問 15 次の文は、「保育所保育指針」第1章の一部である。文中の(   )の中に「生活」という 言葉を入れたとき、正しい記述となるものを○、誤った記述となるものを×とした場合の正しい組 み合わせを一つ選びなさい。 A 保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その(   )時間の 大半を過ごす場である。 B 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における(   )を効果あるも のにするよう援助すること。 C 保育所は、こうした人、物、場などの環境が相互に関連し合い、子どもの(   )が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、計画的に環境を構成し、工夫して保育しなければならない。 D 保育所は、子どもの(   )に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行わなければならない。   (組み合わせ) A B C D 1 ○ ○ × × 2 ○ × ○ × 3 ○ × × ○ 4 × ○ ○ × 5 × ○ × ○   保育所保育指針の問題は是非とも正解したいが、本問は難しかったかもしれない。  
ソーシャルワンカーからのワン ポイントアドバイス 「保育所保育指針」は、保育士試験において、必須中の必須学習領域です。他の科目でも出題されますので、ここは、しっかりと条文を使って勉強しましょう。 ※「保育所保育指針」は、こちらから確認できます。↓ 【省令・通知・その他資料】の欄です。 https://fukushiouen.tokyo/siryou/
 
ソーシャルワンカーと一緒にワン ステップUP‼ 本問に関連する内容は、次のように記載されている。 ⑵ 保育の目標 ア 保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その 生活時間の大 半を過ごす場である。このため、保育所の保育は、子どもが現在を最も良く生き、望ましい未 来をつくり出す力の基礎を培うために、次の目標を目指して行わなければならない。 ⑶ 保育の方法 エ 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における 活動を効果あるもの にするよう援助すること。 ⑷ 保育の環境 保育の環境には、保育士等や子どもなどの人的環境、施設や遊具などの物的環境、更には自然や社会の事象などがある。 保育所は、こうした人、物、場などの環境が相互に関連し合い、子どもの 生活が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、計画的に環境を構成し、工夫して保育しなければならない。 ⑸ 保育所の社会的責任 ア 保育所は、子どもの 人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を 行わなければならない。

【正解2】

一覧に戻る