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8問 |
★★ |
2問 |
★ |
5問 |
福祉サービス分野で高得点を取ることは容易ではない
。仮に保健医療サービスで18点取れば、冒頭の6問をプラスするだけで、この年の合格基準点(24点)に手が届く。
得意、不得意は個人差があるので、中には保健医療サービス分野が半分(10点)しか取れなくても、福祉サービス分野で14点を取って合格したという人もいると思う。だが、今年の福祉サービス分野で14点を取ることは決して容易ではない。
2016(平28)年から免除分野がなくなったことにより、全員が共通して同じ問題を60問解くことになったが、その結果、医療系の基礎資格を有する人が有利になったという感を持っている。このことは、これまでも述べてきた。
京都府では、毎年受験資格別のデータを公表している。2014 (平26)年の試験での資格別合格率は、保健師35%、(正)看護師18%に対し、社福57%、介福17%であった。令和元年は、保健師50%、(正)看護師25%に対し、社福57%、介福11%となっている(いずれも申込者に対する割合)。
この試験では、合計点がいくら高くても、介護支援分野の合格基準と保健医療サービス分野+福祉サービス分野の合格基準点を超えないと合格できない
。介護支援分野で25点満点だったとしても、今年であれば保健医療サービス分野+福祉サービス分野の合計が23点なら合格できないのである。
保健医療サービス分野のところでも述べたように、基礎資格が福祉系の人でなかなか合格点に達しない人は、その原因をしっかりと分析することが必要である。