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17.児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(出題数:7問)

出題傾向と対策

本科目は、数多くの法律や施設からの出題と歴史的背景、人物及び白書等からの出題となっています。 法律については、類似の法律と混在させた問題や概要を問うもの、年齢を問うものなどがあります。 歴史的な背景、人物については、時代の後先を問うものや、人物と施設との関係を問うものがあります。 白書については、一般的なものと所謂社会的不利、逆境にある者に対しての統計があります。   試験に受かるだけのための勉強という時間効率を考えると、時間がない人は白書等の記憶は後回しにするか、できればする、という程度に考えれば良いでしょう。歴史的背景と人物についても同様で、しっかり学習するというよりも、過去問を活用しながら、その時々で必要な知識をインプットするくらいのスタンスで十分だと思います。   もし、歴史的な背景や人物についても、一通りは勉強したいとするなら、児童の権利に関する条約等の年表を芯として、その他のものを加えていくという方法が良いでしょう。この場合、第二次世界大戦の前か後かは意識するのがポイントです。   他方、本科目で高得点を狙いたいなら、最初は大変ですが、全体像をなんとなくイメージできるようにすることを目指しましょう。   具体的には、出題範囲のうち50%の領域を100%暗記するよりも、出題範囲の100%を50%暗記するような学習の仕方の方が、本番の試験での応用力と得点力がアップします。   記憶は理解があれば深まります。従って、全体像(100%)の70%ぐらいの領域を、まずは理解して、その上で、必要な知識を30~40%ぐらい記憶しておけば、本科目で6割以上は取れるのではないかと思います。   2021年度(第34回)の試験問題では、児童相談所に関する問題が多く出されました。児童相談所は児童福祉の中心的な存在であり、今後も重要性は衰えません。それに加えて、こども家庭庁、児童に関する新しい資格である子ども家庭福祉ソーシャルワーカー(仮称)等の創設もあり、新しい知識も加えていく必要がありそうです。  

<学習の効率を上げるコツ>

①法律、制度、施設、専門職等については、混在のないように整理しながら学習していく。 ②制度や施設と根拠法を整理する。 ③暗記知識の量を増やすより、あやふやでも良いので、全体像を理解することを優先する。

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