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17.保育の心理学(R2年-後期)1/4

問1 次のA~Cのうち、発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 発達段階説によれば、発達を質的に捉え、それぞれの発達時期における特有の質的特徴で、他の時期から区別できるとみる。 B 相互作用説によれば、遺伝要因と環境要因が寄り集まり、足し合わされて、発達が進んでいくとみる。 C バルテス(Baltes, P.B.)は、生涯発達を獲得と喪失、成長と衰退の混合したダイナミックスとして捉えた。   (組み合わせ)   A B C 1 ○ ○ ○ 2 ○ ○ × 3 ○ × ○ 4 × ○ × 5 × × ○   発達に関する理論の問題です。 A:適切。 B:不適切。相互作用説の相互作用は、遺伝要因と環境要因の相互作用ではなく、成熟と学習の相互作用のこと。 C:適切。

【正解3】

問2 次の文は、保育者と乳児とのやりとりに関する記述である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 保育者は乳児の( A )を読み取るだけでなく、それに調子を合わせるということもある。例えば、おもちゃを持って喜んで大声で「あー!」という子に、保育者がダンサーのように上半身を大きく振って見せたりする場合に、その保育者の身体の動き(動作という様式)がその子の「あー!」という声(発声という様式)と同じくらい喜びに満ちていて、盛り上がりのテンポも( B )していることがある。 このような乳児の( A )に対して、保育者が別の様式で対応することを( C )は、 ( D )と呼んだ。これによって、乳児自身の情動を自分ではっきりと捉えやすくなると考えられる。また、乳児は自分の情動を他者と( E )できる経験を重ねていく。 【語群】 ア サメロフ(Sameroff, A.J.) イ 感情調節  ウ 共有  エ スターン(Stern, D.N.) オ 発声    カ 模倣  キ 専有  ク 同期  ケ 情動表出  コ レヴィンソン(Levinson, D.) サ 情動調律   (組み合わせ)   A B C D E 1 オ カ ア イ ウ 2 オ カ エ サ ウ 3 オ カ コ イ キ 4 ケ ク エ サ ウ 5 ケ ク コ サ キ   正確な知識がないと解けないのは、2つ(CとD)だけです。人名などを覚えていない人は、A・B・Eのカッコから答えを出していきましょう。 A:情動表出 B:同期 C:スターン(Stern, D.N.) D:情動調律 E:共有 A・B・Eだけで答えに行き着きました。ある程度常識力・国語力さえあれば解ける問題です。

【正解4】

問3 次のA~Dのうち、エインズワース(Ainsworth, M.D.S.)がアタッチメント(愛着)の特徴を述べたものとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 形成過程は4段階である。 B 内的行動として示されるので観察不可能である。 C 主体的な過程であって、受動的ではない。 D 相手の感情を喚起する双方向的過程である。   (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ × × 2 ○ × ○ × 3 ○ × × ○ 4 × ○ × × 5 × × ○ ○   個別の理論が問われています。知識の無い人は飛ばしても良いのではないかと思います。 A:不適切。4段階はボウルビィです。 B:不適切。観察も可能です。 C:適切。 D:適切。

【正解5】

問4 次の文は、子どもの認知発達に関する記述である。(a)~(d)の下線部分に関連の深い語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。 4歳児クラスではお店屋さんごっこの準備をしている。お店で売る品物が出来上がったところで、保育士は子どもたちにお金を作るための折り紙を渡し、一人 10 枚ずつ取るように伝えた。Rちゃんは、折り紙を1枚ずつ指でさしながら、(a)「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。」と声に出して唱えて(b)「10 枚だぁ。」と、嬉しそうにつぶやいた。折り紙をもらった子どもたちは、お金を思い浮かべながら(c)硬貨や紙幣を作った。お店の準備が整い、売り買いが始まると、子どもたちは「いらっしゃいませ。」「これください。」「○○円です。」「○○円のおつりです。」と、日常生活で目にするお店でのやりとりを再現した。このようにごっこ遊びの展開では、(d)現実を手がかりにしながらイメージを膨らませるとともに、自分がイメージしたことを言葉で表現し、相手の気持ちを推測してイメージを調整する力が必要とされる。 【語群】 ア 数の保存   イ 計数  ウ 見立て  エ 想像  オ 基数の原理  カ 模写  キ 指数   ク 空想   (組み合わせ)   a b c d 1 イ ア ウ エ 2 イ オ ウ エ 3 イ オ カ ク 4 キ ア カ エ 5 キ オ カ ク   簡単な様ですが、言葉にすると難しく感じます。 (a):計数 (b):基数の原理 (c):見立て (d):想像

【正解2】

問5 次のA~Dのうち、2歳前後にみられる葛藤場面における保育士の対応に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 思い通りにならずに泣いている幼児に対しては、すぐに気持ちの切り替えを促すような働きかけをする。 B 互いの主張がぶつかり合い、手を出してしまった幼児には、まず謝罪をさせるなど事態を収めることが大切になる。 C おもちゃを投げるなど物にあたる行為は、幼児が援助を求めている姿と捉えることができる。 D ブロックがうまくはまらず、もどかしさを感じながら取り組んでいる幼児の姿を認め、時には一緒に行動しながら励ます。   (組み合わせ)   A B C D 1 ○ ○ ○ ○ 2 ○ ○ × × 3 ○ × ○ × 4 × ○ × ○ 5 × × ○ ○   本気で子どもと向き合っていれば解ける問題ではないでしょうか。 A:不適切。まずは、幼児の気持ちを受け止め、なぜそうしているか感じたり、考えたりすることが大事ではないでしょうか。 B:不適切。ケンカをしている幼児に対しては、状況確認、お互いの言い分、お互いに自分で考えさせることなどから始めましょう。 C:適切。 D:適切。

【正解5】

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