3.(福祉サービスに関する知識等編)第23回の過去問学習をはじめる前に読んで欲しいこと
A・・・正解して欲しい問題(15問中7問)
B・・・できるかできないかが体調、相性、運に左右される問題(15問中5問)
C・・・できなくても仕方がない問題(15問中3問)
問46~49、問59、問60はぜひとも正解したい。
これらを正解できれば、それで合計6点である。これにサービス分野Aの問題である問53、問54の2点を拾って、8点取れればそこそこの出来といえるだろう。
もちろんそれ以上の点数が取れたのであれば、言うことはない。ただ、BやCの問題を正解できるかは、問題との相性にも大きく左右される。
福祉サービスの問50~57(計8問)は具体的なサービスに関する問題であり、全体のおよそ1/2を占めている。
これに対し、保健医療サービスでの具体的なサービスに関する問題は4問で、全体の1/5に過ぎない。
具体的なサービスに関する問題は、知識がないと解きづらいものが多い。そのため、福祉サービス分野で高得点を取ることは容易ではない。この傾向は長らく続いている。
仮に、保健医療サービスで16点取れば、福祉サービスではAの問題で8点を取るだけで、合計24点に達する。
過去5年のこの分野の合格基準点から考えて、24点(正答率にして約7割)あたりが合格するための目安となる。
もちろんその年の難易度によって、合格基準点は24点よりも下がることもあれば、反対に上がることもある。
しかし、それは実際に問題を受けて結果をみるまではわからない。ただ、合格ラインから何を目指すべきかは見えてくる。
それは、保健医療サービスの問題で8割を取るとともに、福祉サービスの問題でAの問題を確実に取っていくことである。
それができるようになるための方法は、人によって異なると思う。教材に何を使うか、講義を聞くかどうか、アプリを使うかどうか、問題はどの位解くか…、一人ひとり違うであろうし、それぞれに合った方法でよい。
福祉勉強会のブログを読んでいただければ、過去10年の過去問を潰しておけば多くの問題に対応できることがわかると思う。ただし、それは過去10年分の問題を解かなければならないことを意味しない。
違う教材を使って、同じだけの知識を身に付けるのでも構わない。また、問題を解くときの要領も大切である。
そして忘れてはいけないのは、何が難しくて何が易しいのかは一人ひとり違うということである。
公式発表で、保健医療福祉サービス分野の合格点は25点だった。