9.認知症の理解(出題数:10問)
<出題傾向と対策>
的が絞りやすい科目であると思います。認知症一般、原因疾患別の症状、関係機関との連携、家族を含めた対応などが出されていますが、次の3つに絞って満点ではなく、効率よく、ある程度の点数をとるという方式をお勧めします。
①原因疾患を特定しない認知症の人への対応
②原因疾患別の症状や対応
③関係機関や家族との連携
少なくとも①と②は確実に押さえておきましょう。原因疾患が特定されていない問題に対しては、コミュニケーション技術が役立ちます。基本的には、精神的なサポートをどのように行うかがポイントです。尊厳、自己決定、傾聴、受容、共感、非審判的態度、自立支援などの用語を思い出いながら解いてください。原因疾患別の症状については、代表的な疾患を中心に学習しましょう。
代表的な疾患とは、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症です。極端に言えば、この3つだけを覚えるようにします。他の原因疾患は、捨て問にするか、3つの認知症を覚えることにより選択肢を絞れるようにします。関係機関については、まずは利用者の年齢に注意してください。例外を除けば、年齢により適用される制度が分かります。例外とは、主に特定疾病による介護保険第2号被保険者です。
<学習の効率を上げるコツ>
①認知症の原因疾患であるアルツハイマー、脳血管障害、レビー小体を確実に押さえる。
②他の原因疾患は時間があれば学習する。
③コミュニケーション技術などの他の科目と連動させた学習をする。
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