8.障害者に対する支援と障害者自立支援制度(出題数:7問)
出題傾向と対策
出題基準は、①障害者の実態と取り巻く社会情勢、②障害者総合支援法、③障害種別各福祉法、④障害者支援関連法に大別されています。
この中で、最も出題が多いのは、②障害者総合支援法に関する問題で、過去は過半数を占めていましたが、最近は他の分野からの出題が増えています。
これらの出題では、対象者の支援区分と利用できるサービスのように、細かい部分の出題もあります。
従って、障害者総合支援法のサービスや相談支援の役割等は、細部までしっかり学習しておく必要があります。
加えて、複数の法律や項目にまたがる問題も出題実績があります。本科目は、学習する範囲も覚えるべき範囲も広いのが特徴です。
最新版の『厚生労働白書』『障害者白書』『国民の福祉と介護の動向』などに目を通しておくことを薦めたいですが、現実には、そこまで時間が取れる受験生はほとんど居ないのではないでしょうか。
そこで、障害者総合支援法に絞って学習するのも一つの方法だと思います。
2021年度(第34回)の試験問題では、障害者総合支援法以外にも障害者基本法、知的障害者福祉法、障害者雇用促進法、障害者優先調達推進法等からの出題もあった。
労働人口が減少する中、社会保障費などの増加は止まりません。政府としては、高齢者の雇用を65歳から70歳までを前提とするような法改正を行っていますが、障害者雇用についても推進の方向であるのは間違いないでしょう。
学習の効率を上げるコツ
①障害者総合支援法の仕組みを整理し、サービス運用(利用)のルールを理解する。
②その他の障害者関連法を整理する。
③障害種別ごとの障害定義を覚える。
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