<出題傾向と対策>
出題基準は、①障害者の実態と取り巻く社会情勢、②障害者総合支援法、③障害種別各福祉法、④障害者支援関連法に大別されています。
最も出題が多いのは、②障害者総合支援法に関する問題で、出題の半数を占めます。
これらの出題では、対象者の支援区分と利用できるサービスのように、細かい部分の出題もあります。従って、
障害者総合支援法のサービスや相談支援の役割等は、細部までしっかり学習しておく必要があります。加えて、複数の法律や項目にまたがる問題も出題実績があります。
本科目は、学習する範囲も覚えるべき範囲も広いのが特徴です。
最新版の『厚生労働白書』『障害者白書』『国民の福祉と介護の動向』などに目を通しておくことを薦めたいですが、現実には、そこまで時間が取れる受験生はほとんど居ないのではないでしょうか。
そこで、障害者総合支援法に絞って学習するのも一つの方法だと思います。
令和2年度(第33回)の試験問題では、比較的解きやすい問題が多かったように感じる。障害者に対する支援と障害者自立支援制度は、
問題が難しい年と比較的簡単な年の差が激しい印象がある。
今年はこうした観点から言えば、7問中5問~6問は正解して欲しいと言える。
<学習の効率を上げるコツ>
①障害者総合支援法の仕組みを整理し、サービス運用(利用)のルールを理解する。
②その他の障害者関連法を整理する。
③障害種別ごとの障害定義を覚える。