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5. 介護の基本(R2年-第33回)1/2

問題 17 「2016 年(平成 28 年)国民生活基礎調査」(厚生労働省)における,同居の主な介護者の悩みやストレスの原因として,最も多いものを 1つ選びなさい。 1 家族の病気や介護 2 自分の病気や介護 3 家族との人間関係 4 収入・家計・借金等 5 自由にできる時間がない   この問題は知らないとできません。データを貼り付けておきます。 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/05.pdf 圧倒的な比率で家族の病気や介護になっています。

【正解1】

  問題 18 「価値のある社会的役割の獲得」を目指すソーシャルロール・バロリゼーション(Social Role Valorization)を提唱した人物として,正しいものを 1つ選びなさい。 1 バンク-ミケルセン(Bank-Mikkelsen, N.) 2 ヴォルフェンスベルガー(Wolfensberger, W.) 3 メイヤロフ(Mayeroff, M.) 4 キットウッド(Kitwood, T.) 5 ニィリエ(Nirje, B.)   ソーシャルロール・バロリゼーションは、あまり聞かない用語です。 「価値のある社会的役割の獲得」とはヴォルフェンスベルガーが提唱した考え方。障害者などの価値を引き下げられた人自身が適応力を高め価値のある役割を獲得すること。また、それにより社会的なイメージを高めること。

【正解2】

  問題 19 ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health: 国際生活機能分類)における環境因子を表す記述として,最も適切なものを 1つ選びなさい。 1 アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimerʼs type)である。 2 糖尿病(diabetes mellitus)があるため服薬をしている。 3 医者嫌いである。 4 町内会の会長を務めていた。 5 娘が近隣に住み,毎日訪問している。   環境因子には人的環境・物的環境・社会的環境などがあります。ICFは必ず出題されますので、整理しておきましょう。   この図をイメージできるようになりましょう。 ICFの図  

【正解5】

  問題 20 利用者の自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助に関する次の記 述のうち,最も適切なものを 1つ選びなさい。  1 ごみの分別がわからない利用者だったので,その場でごみを分別した。 2 利用者の自宅の冷蔵庫の中が片づいていないので,整理整頓した。 3 トイレ誘導した利用者の尿パッドを,本人に配慮して無言で取り替えた。 4 服薬時に,薬を飲むように促して,そばで確認した。 5 利用者が居間でテレビを見ているそばで,洗濯物を畳んだ。   自立支援ですので、本人に行動をしてもらわなければなりません。

【正解4】

  問題 21 高齢者のリハビリテーションに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。 1 機能訓練は, 1 回の量を少なくして複数回に分けて行う。 2 基本的な動作を行う訓練は,物理療法である。 3 関節障害のある人の筋力訓練は,関節を積極的に動かすことが効果的である。 4 パーキンソン病(Parkinson disease)の人の訓練では,体幹をひねることは避ける。 5 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)の人の訓練は,朝に行うことが効果的である。   高齢者は体力がありません。しかもリハビリテーションが必要な人ですから余計です。

【正解1】

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