各問題の解説冒頭に記した★印の意味は、次の通りである。
★★★-正解して欲しい問題
★★—できるかできないかが運に左右される問題
★—–できなくても仕方がない問題
そして、第21回の試験問題では、以下のような構成比で問題が作られていた。
★★★は8問とした。例年並みである。また、★★は6問とした。★が1問ある。15問中10問取れれば上出来ではないだろうか。
保健医療サービスと福祉サービスの★★★の問題を合わせると23 問(15問+8問)であり、合格点の22点はキープできる。
★の数は私の主観的な評価に過ぎず、問題の難易度を適正に表しているかは保証できないが、第29回の試験では保健医療サービスと福祉サービスの★★★の合計は21問であり(同年の最低点は23点)、介護支援分野に比較的取り組みやすい問題が多かった。平成29年は、保健医療サービスと福祉サービスで仕掛けていたといえる。これに対し平成30年は、介護支援分野で正解を出しづらい問題が多かった。
このように、大きな枠組み自体にも仕掛けがある。
福祉分野については、
例年問題46~50は易しめなのでここで点数を稼ぎましょうと話していますが、ここ数年微妙な問題もちらほらとでてきていて、5点確実にゲットできない人も多いのではないかと感じます。
サービスの問題の中にも解きやすいものはあるので、易しめの問題は確実にゲットして欲しいところです。
福祉制度については、今年は問題58-60までの3問が出ましたが、基本的な知識で解ける問題が多いです。ここも得点をゲットできる分野にしておくほうがよいです。
★意識しておいた方がよいこと★
①介護支援分野(計25問)と②保健医療分野+福祉サービスの知識等(計35問)の2つの領域で合格点を取らないといけない。
①は危険の分散ができないが、②では若干の危険の分散ができる。
①と②のいずれが解きづらい問題が多いかはその年によって異なる。