27.子どもの食と栄養(R2年-後期)3/4
問 11 次の文のうち、「学校給食実施基準の一部改正について(通知)」(平成 30 年:文部科学省)に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。
1 「学校給食摂取基準」については、厚生労働省が策定した「学校保健統計調査」を参考とすること。
2 各地域の実情や家庭における食生活の実態把握の上、日本型食生活の実践、日本の伝統的な食文化の継承について十分配慮すること。
3 「食事状況調査」の結果によれば、学校給食のない日はカルシウム不足が顕著である。
4 献立作成にあたっては、常に食品の組み合わせ、調理方法等の改善を図るとともに、児童生徒のし好の偏りをなくすよう配慮すること。
5 望ましい生活習慣を形成するため、適度な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠という生活習慣全体を視野に入れた指導に配慮すること。
学校給食実施基準の一部改正についてを覚えている人は少ないと思います。従って、常識的な判断で解くしかありません。
1:不適切。学校とありますので、文部科学省かなと考えられれば良いです。
2:適切。
3:適切。
4:適切。
5:適切。
【正解1】
問 12 次の文は、「妊産婦のための食生活指針―「健やか親子 21」推進検討会報告書―」(平成 18 年:厚生労働省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
―からだづくりの基礎となる「( A )」は適量を―肉、魚、卵、大豆料理をバランスよくとりましょう。赤身の肉や魚などを上手に取り入れて、( B )を防ぎましょう。ただし、妊娠初期には( C )の過剰摂取に気をつけて。
【語群】
ア 主食 イ 主菜 ウ 貧血 エ 妊娠高血圧症候群 オ 葉酸 カ ビタミンA キ ビタミンK
(組み合わせ)
A B C
1 ア ウ カ
2 ア エ キ
3 イ ウ オ
4 イ ウ カ
5 イ エ キ
妊婦の食事についての問題ですが、AとBは一般的にも当てはまります。Cは妊婦固有の要素です。
A:からだづくりの基礎となる食べ物ですから主食か主菜のどちらかですが、主食はエネルギー・主菜がからだづくりです。
B:防ぐと後述されていますので、貧血か妊娠高血圧症候群のどちらかです。赤身の肉や魚などを上手に取り入れるとありますので、高血圧を防ぐというより貧血です。
C:残った栄養素からの選択ですが、ビタミンAの妊娠3ヶ月までの過剰摂取により赤ちゃんの耳の形態異常が増えると考えられています。
【正解4】
問 13 次の【Ⅰ群】の節句の種類と、【Ⅱ群】の節句に食べる一般的な料理や食品を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 人日の節句
B 桃の節句
C 端午の節句
D 七夕の節句
E 重陽の節句
【Ⅱ群】
ア ちまき、柏餅
イ 栗ご飯、きく酒
ウ はまぐりのお吸い物、ちらしずし、菱もち
エ かゆ、せり、なずな
オ そうめん
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア イ ウ エ オ
2 ア エ ウ イ オ
3 イ ウ ア オ エ
4 エ ウ ア イ オ
5 エ ウ ア オ イ
日本の伝統的な料理です。豊かな心を育みたいものです。
A 人日の節句-かゆ、せり、なずな
B 桃の節句-はまぐりのお吸い物、ちらしずし、菱もち
C 端午の節句-ちまき、柏餅
D 七夕の節句-そうめん
E 重陽の節句-栗ご飯、きく酒
【正解5】
問 14 次のうち、「第3次食育推進基本計画」(平成 28 年:農林水産省)のコンセプトとして、正しいものを一つ選びなさい。
1 生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進
2 「周知」から「実践」へ
3 生活習慣病の予防及び改善につなげよう
4 食育の「周知」へ
5 実践の環を広げよう
この問題はできなくてもしょうがない・・・
【正解5】
問 15 次の文のうち、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成 16 年:厚生労働省)の「食育の目標」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A お腹がすくリズムのもてる子ども
B 食べたいもの、好きなものが増える子ども
C 一緒に食べたい人がいる子ども
D 食べものを大切にする子ども
E 食べものを話題にする子ども
(組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ ○ × ○
3 ○ × ○ × ○
4 × ○ × ○ ×
5 × × × ○ ×
この問題も難しい。厚生労働省は5つの目標を掲げています。
A:適切。
B:適切。
C:適切。
D:不適切。意外ですね。「食事づくり、準備にかかわる子ども」他の4つに加わります。
E:適切。
【正解2】
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