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2. 人間関係とコミュニケーション(R2年-第33回)

問題 3 人間関係における役割葛藤の例として,適切なものを 1つ選びなさい。 1 就労継続支援B型の利用者が,生活支援員の期待に応えようとして作業態度をまねる。 2 家族介護者が,仕事と介護の両立への期待に応えられるかどうか悩む。 3 通所介護(デイサービス)の利用者が,レクリエーションを楽しんでいる利用者の役を演じる。 4 就労移行支援の利用者が,採用面接の模擬訓練中にふざけて冗談を言ってしまう。 5 高齢者が,家事を行う家族に代わり,孫の遊び相手の役割を担う。   役割葛藤とは、心理学的な用語ではありますが、日本語として考えても解けそうです。 役割葛藤は、役割内葛藤と役割間葛藤がありますが、役割内葛藤は同一の役割(例えば、家族介護者が介護を行う場合)と異なる役割(例えば、家族介護者という役割と職業人という役割がある場合)での葛藤です。

【正解2】

  問題 4 Bさん(80 歳,男性)は,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用しながら自宅で一人暮らしをしている。最近,自宅で転倒してから,一人で生活をしていくことに不安を持つこともある。訪問介護員(ホームヘルパー)がBさんに,「お一人での生活は大丈夫ですか。何か困っていることはありませんか」と尋ねたところ,Bさんは,「大丈夫」と不安そうな表情で答えた。 Bさんが伝えようとしたメッセージに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。 1 言語メッセージと同じ内容を非言語メッセージで強調している。 2 言語で伝えた内容を非言語メッセージで補強している。 3 言語の代わりに非言語だけを用いてメッセージを伝えている。 4 言語メッセージと矛盾する内容を非言語メッセージで伝えている。 5 非言語メッセージを用いて言葉の流れを調整している。   日常生活でもよくあるパターンです。 やせ我慢と言われることもありますし、心配を掛けたくない故の発言の場合もあります。Bさんの場合は、どういう風に表現して良いか分からない可能性があること、仮に大丈夫ではないといった場合にどういう方法があるのか知らないということも考えられますので、丁寧な対応が必要となります。

【正解4】

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