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13.相談援助の基盤と専門職(出題数:7問)

出題傾向と対策

出題基準は、①社会福祉士の役割と意義、②精神保健福祉士の役割と意義③相談援助の概念と範囲④相談援助の理念、⑤相談援助における権利擁護の意義、⑥相談援助に係る専門職の概念と範囲⑦専門職倫理と倫理的ジレンマ、⑧総合的かつ包括的な援助と多職種連携(チームアプローチを含む)の意義と内容に分かれています。   最も、出題頻度が多いのは、④相談援助の理念です。   この領域の問題は事例問題で出題されることが多く、理念・原則を理解していれば、ほぼ正解できますから、絶対に落とさないようにしましょう。   また、①社会福祉士の役割と意義、⑥相談援助に係る専門職の概念と範囲に関する問題は、出題頻度が高いです。 知識を問う問題としては、社会福祉士制度、ソーシャルワークの定義、歴史、倫理綱領に関する問題が頻出であり、制度の概要、グローバル定義、歴史と理論、倫理綱領行動規範を正しく理解しておく必要があります。   この科目は、その名称が示しているとおり、ソーシャルワーク(社会福祉士の実践活動)全体の基盤的知識を問う科目です。「理念」や「倫理綱領」、「包括的支援」「連携」等は社会福祉士としての実践で不可欠なものであり、「国試のために覚える」よりも「将来の実践で必要になる」と考えて理解を深めていって欲しいと願います。   また、歴史や理論等は他の科目(「相談援助の理論と方法」や「権利擁護と成年後見制度」等)と重複するので、併せて学習を進めると効果的です。   2021年度(第34回)の試験問題では、意思決定支援や生活困窮者支援等、時代を感じさせられる出題があった。 生活困窮者支援は新型コロナウィルス感染症との絡みで報道されることも多く、ある意味一般常識に近づきつつあるのかもしれない。 感染症は収まる気配がないが、それに加えて戦争での難民が急増している現実がある。外国人への支援や国際的なソーシャルワークに関する出題が増えてもおかしくないと感じる。  

学習の効率を上げるコツ

①「理念」「倫理綱領」「行動規範」「原則」を正しく理解する。 ②事例問題の中にあるヒントを見つける意識を持つ。 ③国試のための勉強というより、将来の実践で必要になるという気持ちで学習する。

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