1.精神疾患とその治療(出題数:10問)
<出題傾向と対策>
出題範囲は、試験センターの大項目では「精神疾患総論」が6割程度を占めます。
この部分を中心に学習しましょう。
精神疾患(特に代表的な疾患)と精神症状の関係や状態像が最重要項目です。
「精神疾患の治療」では、精神薬とその作用が3年間で2回出題されています。
精神科リハビリテーションからはSST等からの出題があります。「精神科医療機関の治療構造及び専門病棟」からは、主に入院に関して押さえましょう。
入院に関することは、医療観察法と精神保健福祉法との違い・入院形態の違い・精神保健指定医の役割を整理しておきましょう。
最後に、過去3年間の出題はありませんが、退院促進は精神保健福祉の職務の中心的なものです。包括型地域生活支援プログラムは押さえておきましょう。
2021年度(第24回)の試験問題では、事例による人物像から障害・症状名を問う問題が3問ありました。また、うつ病の人への声掛けの言葉から1問。どの設定もすぐにでも対応する可能性がある身近なものでした。
所謂、実践力が試される問題と言って良いと思います。
その他では、入院形態、自助グループ、精神薬の副作用、治療法(精神分析)、脳に関すること等です。今後も身近な事例を基にした問題は必ず出ると考えた方が良いでしょう。
<学習の効率を上げるコツ>
①精神疾患名とその特徴、主な薬物の作用・副作用は一覧表にする。
②単純暗記に近いICD-10などは隙間時間で持ち歩き学習
③入院形態と根拠法は暗記ではなく理解を心掛ける。
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