<出題傾向と対策>
出題基準は、①人の成長・発達、②心身機能と身体構造の概要、③国際生活機能分類(ICF)の基本的考え方と概要、④健康の捉え方、⑤疾病と障害の概要、⑥リハビリテーションの概要の6項目で構成されており、
毎年、全項目から満遍なく出題されています。
特に、
出題率が高いのは、⑤疾病と障害の概要の項目、次いで、②心身機能と身体構造の概要、その他の出題となっています。その他については、
国際生活機能分類(ICF)とリハビリテーションが外せません。
老化と係わりの強い内容(例えば、加齢・高齢者・認知症など)については、必ず出題されると考えておいた方がよいでしょう。
この科目の学習で絶対に外せないのは、最も出題率の高い⑤疾病と障害の概要です。本項目を更に掘り下げると、1.疾病の概要、2.障害の概要、3.精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)の概要となります。
出題基準に示されている疾病6種類と障害10種類については、概ねの説明ができるようにしておくことが大切です。
また、
健康についての捉え方はICFの考え方と合わせて学習すると効率的です。
人体の部位や構造、人の成長と発達の過程については、学習範囲が広く用語や構造などを暗記するしかありません。大変だとは思いますが、全体的な基本事項は、やはり一通り学習しておく必要があります。
リハビリテーションに関しては、「定義」「目的」「対象」「方法」を一覧表してみると整理がしやすいと思います。
令和元年度(第32回)の試験問題では、②心身機能と身体構造の概要に関連した問題で、苦戦する出題がありましたが、それ以外は比較的解きやすい問題ではなかったかと思います。7問中、5点は獲得したい(できた)科目です。
<学習の効率を上げるコツ>
①疾病6種類、障害10種類は概ねの説明ができるように。
②ICFは健康の捉え方とセットで学習。
③リハビリテーションは、「定義」「目的」「対象」「方法」を整理する。