21.医療的ケア(R元年-第32回)

問題 109 介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲として,正しいものを1つ選びなさい。
1 咽頭の手前まで
2 咽頭まで
3 喉頭まで
4 気管の手前まで
5 気管分岐部まで
 
喀痰吸引は頻出問題です。必ずマスターしましょう。

【正解1】

問題 110 2011 年(平成 23 年)の社会福祉士及び介護福祉士法の改正に基づいて,介護福祉士による実施が可能になった喀痰吸引等の制度に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 喀痰吸引や経管栄養は,医行為から除外された。
2 喀痰吸引等を行うためには,実地研修を修了する必要がある。
3 介護福祉士は,病院で喀痰吸引を実施できる。
4 介護福祉士は,この制度の基本研修の講師ができる。
5 実施できる行為の一つとして,インスリン注射がある。
 
介護福祉士が喀痰吸引できるのは、医行為から外れたからではなく、例外として認められたからです。
また、喀痰吸引を行う為には、実地研修を修了する必要があります。

【正解2】

問題 111 Kさん(76 歳)は,日頃から痰がからむことがあり,介護福祉士が喀痰吸引を行っている。鼻腔内吸引を実施したところ,吸引物に血液が少量混じっていた。Kさんは,「痰は取り切れたようだ」と言っており,呼吸は落ち着いている。
このときの介護福祉士の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 出血していそうなところに吸引チューブをとどめる。
2 吸引圧を弱くして再度吸引をする。
3 血液の混じりがなくなるまで繰り返し吸引をする。
4 鼻腔と口腔の中を観察する。
5 鼻腔内を消毒する。
 
喀痰吸引の問題の形式を取っていますが、介護福祉職の基本的な姿勢の問題です。
介護福祉職は、治療はしません。利用者の病状に対する診断もしません。一方で、利用者の観察、医療職への報告は行います。

【正解4】

問題 112 口腔内・鼻腔内の喀痰吸引に必要な物品の管理に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 吸引チューブの保管方法のうち,乾燥法では,浸漬法に比べて短時間で細菌が死滅する。
2 浸漬法で用いる消毒液は,72 時間を目安に交換する。
3 吸引チューブの洗浄には,アルコール消毒液を用いる。
4 吸引チューブの洗浄水は,24 時間を目安に交換する。
5 吸引物は,吸引びんの 70~80%になる前に廃棄する。
 
実践的な問題ですね。
1:違います。
2:24時間を目安にします。
3:アルコールではなく、減菌水を使います。
4:8時間が目安と言われています。
5:適切な記述。

【正解5】

問題 113 経管栄養の実施時に,冷蔵庫に保管していた栄養剤を指示どおりの温度にせずにそのまま注入したときに起こる状態として,最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
1 呼吸困難
2 胃ろう周囲のびらん
3 下痢
4  褥瘡
5 低血糖
 
絶対にやっちゃいけないことですね。
まず、あり得ないのは4の褥瘡です。褥瘡は時間を掛けて進行します。5の血糖値も温度により変わるようには思えません。2もなさそうです。
1と3で迷ったのですが、下痢が妥当でしょう。

【正解3】