2.(保健医療編)第21回の過去問学習をはじめる前に読んで欲しいこと

各問題の解説冒頭に記した★印の意味は、次の通りである。
★★★-正解して欲しい問題
★★—できるかできないかが、運や体調に左右される問題
★—–できなくても仕方がない問題
そして、第21回の試験問題では、以下のような構成比で問題が作られていた。

★★★

15

★★

★★★をできるだけ正解し、★★が1~2問できるとよい。
過去問をしっかりと勉強しておけば、7割は取れる内容だと思う。欲を言えば、★★から2問位上乗せして16点位取れるのが理想である。

なお、基礎と総合の区分については、全員が受験するのだから、特に分けて考える必要はないだろう。仮に、この分野が苦手で6割(12点)しか取れなかったとしたら、次の福祉サービスで挽回するしかない。保健医療分野+福祉サービスはトータルで評価されるので、それはそれで構わないのだが、合格点に届かないリスク(=不合格のリスク)は高くなる。

基礎資格やその年の問題によっても、当然難易度(の感じ方)は変わってくるが、私自身は、平成29年、平成30年ともに、福祉サービスよりも医療サービスの方が易しいと感じた。

いずれかに苦手意識があるなら、得意な方で稼げるようにするのも受験対策としては有効な戦略であるが、全員が全分野を共通して受けるようになったことからすると、あまりに偏った勉強はお薦めできない。

特に平成30年の問題で、保健医療サービスの知識が6割(12点)だとしたら福祉サービスの知識等で10点を取る必要があったことになる。得意、不得意は個人差があるので一概にはいえないが、これから勉強を本格的に進めるのでれば、一般的には保健医療分野の方が点数を伸ばしやすいのではないだろうか。

ちなみに平成30年の試験において保健医療分野で15点取れれば、福祉サービスは7点でも合格できていたことになる。