18.障害の理解(R元年-第32回)2/2

問題 92 自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)の特性として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 読み書きの障害
2 社会性の障害
3 注意の障害
4 行為障害
5 運動障害
 
字面から、なんとなく答えは出るのでは。
自閉→社会に出ない、社会に出たくない、社会に関わりたくない、ということ。
1:学習障害
3:注意欠陥多動性障害
4:反社会的行動など。この場合は、社会に関わりたくないのではなく、社会に悪いことをするというニュアンスで覚えよう。
5:基本的には身体の障害

【正解2】

問題 93 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 免疫疾患である。
2 振戦や筋固縮が主な症状である。
3 視力や聴力は保たれる。
4 運動失調が現れる。
5 全身の臓器に炎症を起こす。
 
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の特徴に関する問題です。
筋萎縮性側索硬化症とは、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうける病気です。
脳からの指令が届きませんので、筋肉がやせていきます。他方、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などは保たれることが普通です。

【正解3】

問題 94 Gさん(56 歳,男性)は,糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)に伴う眼底出血を繰り返して,治療を受けていた。医師から失明は避けられないと説明を受けた。その後,Gさんは周囲に怒りをぶつけたり,壁に頭を打ちつけたりという行動がみられるようになった。
このときのGさんの障害受容の状況として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ショックではあるが,不安はそれほど強くない。
2 自分には障害はないと否認する。
3 前向きに自己努力を図ろうとする。
4 否認ができずに混乱する。
5 新しい価値観や役割を見いだす。
 
障害受容に関する問題です。
「周囲に怒りをぶつけたり,壁に頭を打ちつけたりという行動」という記載から答えを選ぶ。

【正解4】

問題 95 パーキンソン病(Parkinson disease)のHさんは,最近,立位時の前傾姿勢が強くなり,歩行時の方向転換が不安定になり始めた。日常生活動作には介助を必要としない。
Hさんのホーエン・ヤール重症度分類として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 ステージⅠ
2 ステージⅡ
3 ステージⅢ
4 ステージⅣ
5 ステージⅤ
 
パーキンソン病の特徴に関する問題です。
日常生活動作には介助を必要としない、ということからステージⅣ・Ⅴでないこと、前傾姿勢が強くなり,歩行時の方向転換が不安定なことからステージⅠでもなさそう。ステージⅡかⅢは、定義を知らないと難しい。
厚生労働省の生活機能障害度では3段階に区分されています。
一度確認しておいてください。

【正解3】

問題 96 制度化された地域の社会資源として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 家族会が行う悩み相談
2 近隣の住民からの善意の声かけ
3 同居家族が行う身の回りの介護
4 コンビニエンスストアによる見守り
5 民生委員が行う相談・援助
 
制度化されているということは、法律に定めがある。
広義の意味では、3も民法による定めがあるとも言えます。直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。という規定があるからです。しかし、ここでは民生委員法の民生委員の活動が最も適切です。

【正解5】