16.社会福祉(R2年-後期)4/4
問 16 次の文のうち、情報提供に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 市町村は、児童の福祉に関して、必要な情報提供を行わなければならない。
B 保育所は、地域住民に対して、その保育に関する情報提供に努めなければならない。
C 児童福祉施設は、児童の保護者及び地域社会に対して、その運営の内容を適切に説明するよう努めなければならない。
D 国及び地方公共団体は、福祉サービスを利用しようとする者が必要な情報を容易に得られるように、必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × ×
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ○
5 × × ○ ×
この問題は、義務と努力義務の違いの理解までは求めていませんが、学習する時は義務と努力義務、さらには任意の規定を意識しましょう。
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義務:~しなければならない。/努力義務:~努めなければならない。/任意:~行うことができる。
A:適切。
B:適切。
C:適切。
D:適切。
【正解1】
問 17 次のうち、事業名と、このことが定められている法律名の組み合わせとして不適切なものを一つ選びなさい。
<事業名> <法律名>
1 地域子ども・子育て支援事業 ――― 「子ども・子育て支援法」
2 地域生活支援事業 ―――――――― 「 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」
3 母子家庭日常生活支援事業 ―――― 「母子及び父子並びに寡婦福祉法」
4 乳児家庭全戸訪問事業 ―――――― 「児童福祉法」
5 生活困窮者家計相談支援事業 ――― 「生活保護法」
全部知っている人は少ないのでは。
1:適切。
2:適切。
3:適切。
4:適切。
5:不適切。生活困窮者家計相談支援事業の根拠法は生活困窮者自立支援法です。生活保護に至るまでの間に支援を行うものです。
【正解5】
問 18 次の文は、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」の第1条の2(基本理念)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
地域社会において他の人々と( A )することを妨げられないこと並びに障害者及び障害児にとって日常生活又は社会生活を営む上で( B )となるような社会における事物、制度、慣行、( C )その他一切のものの除去に資することを旨として、総合的かつ計画的に行わなければならない。
(組み合わせ)
A B C
1 共同 障害 理念
2 共生 障壁 観念
3 協働 弊害 理想
4 協力 阻害 倫理
5 共有 差異 思考
前にも書きましたが、重要な法律の最初の方は読んでおいたほうが良いです。
A:最近、共生社会という言葉をよく耳にしませんか。
B:障壁
C:観念
【正解2】
問 19 次の文のうち、地域福祉の推進に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 2016(平成 28)年度の共同募金の募金金額は、募金方法別でみると、街頭募金が最も多い。
B 日本赤十字社の国内の活動においては、災害救護活動、医療事業、血液事業、ボランティアの組織化などを行っている。
C 社会福祉協議会は、2000(平成 12)年に改正された「社会福祉法」において創設された。
D 民生委員及び児童委員は、地域社会の福祉を増進することを目的として市町村の区域に置かれている民間奉仕者である。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ○
5 × ○ × ○
地域福祉の一般常識の様な問題です。
A:不適切。街頭募金はテレビなんかで目立ちますが、比率は非常に低く募金額の1.9%です。一番多いのは戸別募金と言われるもので72.9%を占めています。
B:適切。
C:不適切。社会福祉協議会の歴史は古く、明治41(1908)年10月の「中央慈善協会」が起源です。
D適切。民生委員が児童委員も兼ねています。
【正解5】
問 20 次のうち、地域福祉を推進するための拠点の名称と、その根拠となる法律名の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
<地域福祉を推進するための拠点の名称> <法律名>
A 児童家庭支援センター ―――――――――――― 「児童福祉法」
B 母子健康包括支援センター ―――――――――― 「母子保健法」
C 市町村障害者虐待防止センター ―――――――― 「児童虐待の防止等に関する法律」
D 地域包括支援センター ―――――――――――― 「介護保険法」
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × ○ ○
児童、障害、高齢分野の拠点が入っています。
A:適切。
B:適切。
C:不適切。市町村障害者虐待防止センターの根拠法は、障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律です。
D:適切。