12.社会調査の基礎(出題数:7問)

<出題傾向と対策>

範囲は広く、①社会調査の意義、目的、統計法、②量的調査、③質的調査、④倫理、社会調査へのITの活用に分けられます。このうち、②量的調査、③質的調査を合せて5問程度、①社会調査の意義、目的、統計法と④倫理、社会調査へのITの活用を合せて2問程度の出題となっています。
 
統計法、社会調査の倫理、標本調査、尺度水準、調査手法と分析法などのような社会調査に関する基本的な知識が幅広く問われる傾向にあります。その中でも、量的調査法質的調査法必須であり、調査方法の手順や特徴を理解し、どの調査手法がどんな調査対象者や調査の目的に適しているのか判断できるようにすることが求められます。
 
この科目に苦手意識を持つ人も多いようです。ある養成校のアンケートでも、難しい科目のトップ5に入っています。
しかし、統計や調査について耳慣れない専門用語がでてきますが、意味を理解すればそれほど難しいことはありません。社会調査についての基本的な知識を身につけることが、確実な得点につながります。
 
一方で、短時間でこの科目のすべてを理解することは難しいと思います。極端に苦手意識を持つ人がいるとしたら、0点を取らないよう注意し、1つでも解ける問題を速やかに見つけることが大事です。それができるようになるには、実際に過去問を解いて、考えれば解ける問題を実感し、身に付けることだと思います。
 
令和2年度(第33回)の試験問題では、問84は知らないと自信をもって判断できないが、残りの問題は基本的知識とその推論で解けたのではないだろうか。ここ数年の社会調査の基礎の中では、比較的易しめであったと感じる。
 

<学習の効率を上げるコツ>

①まずは、用語を中心に基本的な知識を身に付ける。特別な勉強をしていなくても、自計式と他計式、郵送調査、留置調査、個別面接調査、電話調査の意味くらいは分かるはず。
②過去問を活用し、具体例とともに学ぶ(抽象化⇔具体化)
③苦手な人は、深追いして勉強せず、考えれば解ける問題を確実に得点することを目指す!