10.障害の理解(出題数:10問)

<出題傾向と対策>

科目9認知症の理解と似たような出題構成となっています。
障害一般の定義・概念・考え方、障害別の症状や対応、関係機関との連携、家族を含めた対応などが出されていますが、次の3つに絞って満点ではなく、効率よく、ある程度の点数をとるという方式をお勧めします。
①障害の全般的な考え方
②障害別の症状や対応
③家族を含めた関係機関との連携

ICF、ノーマライゼーションについては一通り学習する必要があります。
障害別では、身体障害は様々な人体の部分や状態が関わってきます。
精神、知的、発達障害に関しては、基本的には脳の病気です。各々根拠法がありますが、簡単に区別するのが難しい部分もあります。
障害別の症状や対応についても、全部を覚えるというよりも代表的な疾患と症状を押さえておきましょう。
第32回では、ノーマライゼーションという言葉は出てきませんでしたが、障害の理解においてノーマライゼーションの理念は根底を成すものです。言葉は違いますが、問88の障害者差別解消法はノーマライゼーションの理念と密接に結びついています。各々の障害への対応についてもノーマライゼーションの理念は、常に意識しておきたいものです。
 

<学習の効率を上げるコツ>


①ICF、ノーマライゼーションの概要を押さえる。
②障害の代表的な症状と対応を押さえる。全部を覚えようとしないで代表的なものを中心に学習。
③関係機関については、障害者総合支援法の代表的な機関を覚える。